甲武信岳から西沢渓谷

1泊2日で信濃側から千曲川の源流を経由して甲武信岳に至り西沢渓谷に下りました。

●甲武信岳のパノラマ写真はこちら

10月13日(1日目)

7時発のスーパーあずさ1号なら10時前には信濃川上に到着できたのですが、利用した7時16分発のあずさは小海線との接続が非常に悪く、野辺山からモウキ平までタクシーを使うことにしました。(小淵沢で接続している電車は野辺山止まり。信濃川上まで行くには、さらに1時近く待たなければなりません。)
なお、信濃川上からのバスは1人550円ですが、梓山止まりのためモウキ平まで90分の林道歩きがあります。このため、5人グループを作ってタクシーを利用するケースも多いようです。モウキ平までのタクシー代は、信濃川上から6000円、野辺山から8000円。
モウキ平の駐車場はちょっとした広場になっていてトイレもあります(右)。

モウキ平からしばらくは林道歩きとなります。途中、十文字峠への道が左に分岐しています。十文字峠は5月下旬から6月上旬にかけてはシャクナゲの群落を目当てに多くのハイカーで賑わいます。今回は右の千曲川水源に至る道を進みます。

大山祇神社から千曲川水源までは、千曲川(西沢)に沿って良く整備された明るい道が続きます。

南に向かって続く道が東に折れていき、沢に架けられた小さな木橋を何度か渡ると、だんだんと苔に覆われた木々を目にするようになります。いわゆる奥秩父らしい景色です(左)。
「千曲川・信濃川水源地標」前に到着(右)。日本最長の川の水源ということで、皆記念撮影していきます。

千曲川・信濃川水源地標からは薄暗い森の中の急な登りとなり(左)、30分程で奥秩父縦走路の稜線に出ます(右)。ここから甲武信岳山頂へは一投足です。

この日は午後から雲行きが怪しかったので、甲武信岳山頂で記念撮影を早々に済ませて甲武信小屋に下りました。
甲武信小屋は、甲武信岳と木賊山の鞍部付近にあります。

10月14日(2日目)

甲武信小屋前の階段を少々下った所一帯がテント場になっています。水場は東沢に下った所にありますが、小屋でもポンプでひいた水を1リットル50円で汲むことができます。
隣にテントを張っていた学生さん達は3時前から活動し始めていましたが、日の出が5時45分ごろなのでとりあえず5時頃まで横になり、それから朝食をとりました。

テントはそのままにして、甲武信岳山頂に向かいます。
甲武信岳山頂から見る富士山(左)。そして、国師岳、金峰山方面(右)。

山頂の展望を楽しんだ後、テント場に戻って撤収し、西沢渓谷に下山を開始しました。
まず木賊山に向かいます。途中では甲武信岳がよく見えますが(左)、山頂はベンチと指導標だけで眺めはありません(右)。

木賊山からしばらく進むと鶏冠尾根の立入禁止の指導標があって、そこから少し下ると戸渡尾根の分岐に出ます。
戸渡尾根は最初、倒木がある狭い道を後ろへ戻るような感じで進むため、鶏冠尾根に入っているのでは?と不安になりますが、そのうち道がはっきりしてきて、どんどん高度を下げるようになります。
前方が開けて広瀬ダムと富士山が現れます(左)。
1時間ちょっと下って、分岐を徳ちゃん新道側に進むと、しばらく痩尾根の急坂が続いて次第に広く好ましい道になってきます(右)。

さらに1時間程歩いて、尾根から外れて樹林帯の急坂を下るようになると、西沢山荘まで後僅かです。
西沢山荘(休業中)のすぐ前には西沢渓谷の入口があります。この日は、絶好の行楽日和ということもあって、多くの人が西沢渓谷に下っていました。

西沢渓谷は1時間30分程の遊歩道歩きの間に多くの見どころがあるので、寄らずに帰るのは勿体無い場所。
西沢渓谷のクライマックス七ツ釜五段ノ滝(右)。

渓谷歩きが終わると長い階段の登りがあり、登りきった所には多くの人が休憩しています(右)。ここを左に進むと軌道跡の道(帰路)で、右に進むと黒金山・乾徳山方面の登山口に出ます。
帰路はひたすら長い軌道跡の迂回路を進み、ところどころに鶏冠尾根や木賊山、そして、破風山を展望できる場所があります(左)。

最後は吊り橋を渡って林道に出ます。ここから約20分ほどで西沢渓谷入口バス停に着きます。

塩山行きのバスは本数が限られているので、5人集めてタクシーを利用する人が結構多いようです。この場合1人あたり1200円程度となり、バスとの運賃の違いは200円程度です。