大菩薩連嶺縦走

柳沢峠から滝子山までの大菩薩連嶺の主稜線を2泊3日で歩いてきました。雪の積り具合がちょうど良く靴底が快適でした。

●大菩薩蓮嶺のパノラマ写真はこちら

12月27日(1日目)

塩山からのバスは途中の裂石止まりなので、柳沢峠まではタクシーを利用します。
峠のレストハウスはシーズンオフのため休業中。お手洗いと広い駐車場は利用可能でした。

眺めのないなだらかな登りを40分程度進むと六本木峠に着きます。

六本木峠に荷物を置いて黒川・鶏冠山を往復しました。
ゆるい下りが続いて(左)林道を越えてしばらくすると横山手峠に到着します(右)。
右へ入る道は2本ありますが奥の道が正解。手前の道に入ると黒川山の南を巻いて黒川金山方面に下ってしまいます。

峠から30分ほどで黒川山への分岐に出ます(左)。ここを少し登ると三角点が設置された黒川山の山頂があります(右)。

山頂から西に向かって5分ほど行くと展望台があり、南に大菩薩嶺と富士山(左)北に奥秩父の山々が連なります(右)。
黒川山への分岐へ戻り、直進すると鶏冠山へ出ますが、こちらは展望はありません。

六本木峠まで往路を戻って丸川峠へ向かいました(左)。途中の寺尾峠の前に少し登りがあるものの殆ど平坦な道が続き、木々の間からは奥多摩の石尾根が眺められます。
丸川峠は明るい草原になっていて正面に富士山が見えます(右)。

丸川峠から大菩薩嶺までは薄暗いけれど雰囲気のある針葉樹林帯が続きます。
大菩薩嶺頂上は残念ながら眺めがありませんが(左)、南に数分下った雷岩からは富士山と甲府盆地越しに南アルプスを見渡すことができます(右)。

雷岩付近から塩山方面(左)。この日、甲府は晴れているようでしたが、大菩薩付近にはガスが溜まっていました。
右の写真は、妙見ノ頭~賽ノ河原~親不知ノ頭へ続く尾根道です。

賽ノ河原に建つ避難小屋は、扉が壊れており夜は寒そう。(この日は寒気の影響で冬型が強まり、最低気温はマイナス12度でした。)

親不知ノ頭からの大菩薩峠の眺め。この日一泊する予定の介山荘が見えます。

小屋の脇から石和温泉と南アルプス方面の眺め。夜景とご来光直後。

12月28日(2日目)

大菩薩峠から続く針葉樹林帯を登りきって熊沢山を過ぎると、再び明るい笹原の道になり石丸峠が見えてきます。
石丸峠は右に上日川峠への道が分岐しています。

石丸峠を過ぎて少し登ると天狗棚山の道標があります(左)。
直進すると牛ノ寝通り経由で小菅に至るとのこと。ここは「小金沢連嶺 天狗棚山」と書かれた右側へ進みます。

天狗棚山からの南アルプスの眺め(左)。振り返ると石丸峠~大菩薩嶺が見えます(右)。

正面鞍部が狼平(左)。広い笹原の真中に狼平の小さな道標があります(右)。

狼平から小金沢山までは腰くらいの笹ヤブをこぐようになり、樹木も増えてきます。
歩きにくいのですが、赤テープを忠実に辿れば迷うことはないでしょう。

針葉樹林帯を登り切って三角点のある小金沢山に到着しました。牛奥ノ雁ヶ腹摺山と共に大月市の秀麗富嶽12景の一つとなっています。

小金沢山から牛奥ノ雁ヶ腹摺山までは笹原の中の道が続きますが、雪のおかげで道がハッキリしていました。
ここも赤テープを辿っていけば全く問題ありません。

広々とした牛奥ノ雁ヶ腹摺山に到着。

富士山と南アルプスの眺め。

川胡桃沢ノ頭へ向かう途中、賽ノ河原は、右側にテントを張れそうなスペースと水場へ延びる道があります。

明るい斜面を登って川胡桃沢ノ頭に到着。南面が開けていて富士山が見えます。

黒岳までは針葉樹林帯が続きます。大峠への分岐(左)の少し南に黒岳山頂があります。
山頂には一等三角点が設置されていますが、展望は全くありません(右)。

黒岳からは美しい原生林の中を進み(左)、20分ほどで白谷丸に到着します(右)。
白谷丸は北側以外の3面が開けていて小金沢連嶺中最も眺めが良い場所です。

白谷丸から数分下った展望台から、白谷丸と黒岳を振り返ったところ(左)。東側には雁ヶ腹摺山が見えます(右)。

湯ノ沢峠へ続く道と甲府盆地ごしの南アルプス。
ここからの下りは、左手に崩壊地を見ながら、丹沢のように滑りやすく深くえぐれた急坂が続いています。

30分ほどで大きな道標がある湯ノ沢峠に到着しました。避難小屋は西側に少し下った場所にあります。

湯ノ沢峠避難小屋はきれいに管理されている小屋で、電気が通じているので蛍光灯をつけることもできます。トイレはありませんが、焼山沢を数分下ったところに水場があります。
また、小屋のすぐ後ろに焼山沢林道の終点と駐車スペースがあり、通年利用可能とのことです。

12月29日(3日目)

この日の最低気温はマイナス7度。ご来光に間に合うように小屋を出て大蔵高丸に到着しました。

大蔵高丸から先は、草原状の歩きやすい道が続く気持ちの良い所です。

1時間ほどでハマイバ丸山頂に到着。広葉樹に覆われているので眺めは良くありません(左)。山頂から数分下ったところに破魔射場と呼ばれる場所があり、こちらは南面が開けています(右)。

破魔射場からの急な下りのあと潅木帯が続きます。

ハマイバ丸方面を振り返ったところ(左)。正面は大谷ヶ丸への道が続きます(右)。

広葉樹林帯に入って少し登ると天下石があります(左)。そこから10分程度で米背負峠に到着しました(右)。
ここから大蔵沢大鹿林道を経て甲斐大和方面に下ることもできます。

破魔射場から1時間ほどで、木々に囲まれた大谷ヶ丸山頂に到着しました(左)。僅かに南アルプスが見えます(右)。
ここから滝子山に向かうには、山頂から北側に少し戻った場所にある分岐を行きます(山頂から下る道は遠回りになります)。

大谷ヶ丸から1時間弱で鎮西ヶ池に到着しました。近くに白縫神社の祠があります。

初狩方面からの道と合流すると山頂まで急登となります(左)。登り切って、東西に細長い滝子山山頂に到着(右)。

滝子山からの富士山はひときわ大きく見えます(左)。 南アルプス南部の山々(右)。

北側は大蔵高丸や雁ヶ腹摺山、そして奥多摩の大岳山(写真中央:どこから見ても何故かこの形)が見えます。

鎮西ヶ池まで戻って笹子方面に下りました。
緩い下りが続き(左)、大谷ヶ丸山頂から下ってくる道と合流します(右)。

左へ下ると笹子方面、右は曲り沢峠を経て景徳院、そして甲斐大和方面に至ります。ここを右に進みました。

曲り沢峠までは美しい樹林帯が続きます。

滝子山から1時間ほどで曲り沢峠に到着しました。ここから景徳院に下ることもできますが、道標には難路とあるのでパス。

曲り沢峠から西に10分程度の所に景徳院への分岐があります(左)。
ここから直ぐの所にある大鹿山を往復しました。山頂はこぢんまりしていて広葉樹に覆われています(右)。

景徳院への下りは、これといった眺めはありませんが、明るく気持ちの良い尾根道です。

1時間弱で景徳院に到着しました。ちょうどバスが行ってしまったので、ここから甲斐大和駅まで40分舗装路を歩きました。