御殿場口から富士山頂

御殿場口新五合から標高差2300mの富士山頂を1泊2日で往復しました。

●富士山のパノラマ写真はこちら

7月28日(1日目)

御殿場ICから御殿場口新五合までは車で約40分。夜が明けてきました。

御殿場口新五合でのご来光。
元は新二合と呼ばれた標高1440mからの山頂は遠くに見えます。鳥居をくぐって登り始めます。

10分程歩くと大石茶屋があります。5時30分、ちょうど店を開けているところでした。
ここから五合五尺までは平坦で単調なジグザグが続きます。

大石小屋から1時間強で五合五尺(旧二合五尺)に到着。山小屋(次郎坊小屋というそうです)の残骸があります。
ここで下山道を横切って右側を登るようになると、登山道は少し傾斜が出てきます。

五合五尺から六合目までは非常に長く感じます。眺めが良いので気が紛れますが、もし霧が出ていたらキツいところです。
途中、下山道の向こう側を砂走りしている鹿を発見。富士山で初めて鹿を見ました。

傾斜が徐々についてきて単調なジグザグを繰り返し、六合目小屋に到着します。
ただし、ここは新六合目(旧五合目)と言われる場所で、六合目まであと1時間、七合目まであと2時間かかるとあります。
精神的には一番辛い所だと思います。

ようやく六合目に到着。ここにも小屋の残骸がありました。七合目まで1時間の案内板があります(右)。
このあたりから徐々に景色が変わってきて、ゴツゴツした岩やオンダテという草などが目立ち始めるようになります。

下山道が分岐する七合目日の出館に到着。大石茶屋から4時間以上歩いて最初の営業中の小屋になります。
その先に、わらじ館(営業していませんでした)、砂走館と山小屋が続きます。
この日の山小屋は、富士登山駅伝の練習に来ていた自衛隊員の方々で賑わっていました。

砂走館のバイオトイレ。最近、多くの小屋のトイレがバイオトイレになってきています。

赤岩八合館付近からの景色。駿河湾から伊豆半島まで見渡せます(左)。
八合目を過ぎると傾斜はかなりキツくなります(右)。空気も薄くなるので疲れも早くなります。

最後はゴツゴツした岩の道をジグザグに登って行き、鳥居が見えてくれば山頂まであと僅かです。

駒ヶ岳から見た御殿場口山頂。その向こうには成就岳に建つNTTが見えます。(左)
反対側には富士宮口山頂があり、鳥居をくぐると郵便局と浅間大社奥宮があります。彼方には剣ヶ峯が見えます。(右)

そのままお鉢巡りをしました。一周するには1時間以上かかります。
写真は外輪コースから小内院に下る途中からの、吉田口山頂方面(左)と、富士宮口山頂方面(右)です。
この日は、吉田口山頂にある小屋で一泊することにしました。

7月29日(2日目)

午前4時近くなると身支度をする人が増えてきます。
山頂の山小屋は朝食がつかないので、外で御来光場を待つ人、食堂でラーメン等を食べる人、様々です。
5時少し前に太陽が出てきました。吉田口山頂の久須志神社前は人で埋め尽くされていました。

1時間ほどゆっくりして御殿場口山頂に向かいました。
途中の大日岳、伊豆岳、成就岳はいずれも山頂を巻いて進むため、30分程度で到着できます。

6時半頃から下山を開始しました。まだガスが出ていないので宝永山や麓の方がハッキリと見渡せます。
八合目から七合目ではオンダテが広がる斜面の向こうに山中湖がよく見えます(右)。

七合目の日の出館の先で登山道が左に分かれます。下山道は真っ直ぐ進んでブル道を突っ切ります。

徐々にフカフカの砂に変わってきます。それに伴い下山のスピードも増してきます。
そして、前方には宝永山が見えてきます(右)。

宝永山への分岐(左)。こちらに進めば富士宮口新五合へ下山することができます。
さらに下り、宝永山から戻ってきた道との合流地点から山頂方面の眺め(右)。

大砂走りを走って数十分。かなり高度が下がってくると、新五合の駐車場が白く迫ってきます(左)。
以前は、大小の岩が砂に混じっていたため、(怪我しそうで危ないので)スピードをセーブして下った記憶がありましたが、今回は殆ど岩が混ざっていない綺麗な砂でした。また、距離の長い御殿場口では、霧が出ていると「あとどの位で着くのか?」が見えないため、最後の緩やかなスロープも異様に長く感じられて精神的に苦痛なのですが、そのようなこともなく非常に気持ちよく下ることができました。
振り返ると、山頂は遥か彼方に遠ざかっています(右)。

あっという間に五合五尺を過ぎて、大砂走りが終了し、緩やかなスロープに変わります。
20分程で大石茶屋が見えてきます(右)。

山頂から2時間15分で新五合に到着してしまいました。
駐車場は富士登山駅伝の練習をする人たちで賑わっていました。